[Game]PS2修理記
さて、GW最後の日に、以前から調子が悪かったPS2の修理をやってみました。今回はそのことを書きつづっていきます。修理ということは、もちろんPS2本体を分解することになります。そのため、まずはこの手の記事を書くときのお約束を書いておきましょう。
※PS2本体を分解すると、改造行為と見なされてメーカー修理を拒否されます。また、この記事で紹介されている方法を参考にしてPS2の修理をご自身で行ない、その結果修理に失敗されても当方は一切責任を負いかねます。修理を試される場合は自己責任でお願いします。
お約束が守れる方のみ、続きをご覧下さい。
まずは、オレのPS2の不具合状況とそうなるまでの経緯をご説明します。症状はズバリ、ディスクの読み込みに失敗するというものです。去年の秋頃から、「カツン、カツン…」と音を立ててディスクを読み込むようになったのが前兆でした。そのころは異音だけで、しかも時々起きる程度だったため何の問題もありませんでした。しかし日が経つにつれて頻繁に起きるようになり、ついには「ギチギチギチギチ」というありえない音と立てながらディスクを読んでそのまま動かなくなるというところまで悪化しました。メーカー修理を考えていましたが、ダメ元でこのクリーナーを買って試したところ、“とりあえずは”正常に動くようになりました。“とりあえずは”。クリーナーごときではその場しのぎにしかならず、すぐに同じ症状が起こってはクリーニング、また症状が起こってはクリーニング、また…の繰り返しが続き、「これ以上繰り返すとPS2を壊しかねん」と思い、給料が出てからメーカー修理に出すことを決めました。
実は修理に出すと決める前からPS2の修理の情報は仕入れていましたが、自信がないため高い金を払ってまで修理をすると決めていました。しかし、同様にディスク読み取り不良に悩まされていたこの阿呆が修理に成功したと聞き、オレにも出来ると判断して自分で修理することにしました。ちなみに、ディスク読み取り不良の修理(読み取り用の部品交換)は約1万円します(汗) どこをどうボッタくってるのかは知りませんが、自分で直せるならばわざわざバカ高い金を払う必要はないと思い、修理と決め込んだわけです。
ディスク読み取り不良の主な原因は2つあります。1つはピックアップ・レンズ(ディスクを読み取るレンズを発射するレンズ)の汚れ、もう1つはレーザー出力の低下です。前者は市販のクリーナーで定期的にクリーニングしていれば予防できますが、そうでない場合は(というかクリーナー自体がレンズを痛める恐れがあるため、そうそうやるべきものではない)ディスクを読むごとに汚れが溜まっていき、最終的にはクリーナーでも汚れを拭き取りきれなくなります。後者はレンズが発するレーザーが、使っていくうちに弱まっていくというものです。
原因があるということは解決策もあるということです。レンズの汚れについては、綿棒で直接拭いてあげれば直ります。たいていの場合はこれだけで直るらしいですが、それでもダメな場合はレーザー調整、ということになります。ピックアップ裏側のダイヤルで調整すれば、ディスクを読み取れるほどのレーザー出力を回復できるというわけです。
さて…それでは順を追ってやり方をご説明していきます。なお、修理にあたってこちらのサイトを参考にさせていただきました。この場を借りてお礼申し上げますm(_ _)m 最近の薄型PS2以外の修理記事はほぼ網羅しているので、修理される前に一度熟読されることをお勧めします。
まずは何はなくとも、PS2本体を分解します…の前に、精密機器を扱うため、事前に体に溜まっている静電気を放電してください。「パチッ!」という痛みに耐えてから、いよいよ作業開始です。
分解前のPS2です。かつてはドリームキャストというライバル(ソニーからしてみればライバルどころか敵ですらなかった思いますがorz)がいましたが、最終的に夢を演出したのはこちらというのが厳しい現実です(ドリームキャストの名前は「夢を演出する」というのが元々の意味だったそうです)。セガ帝国の恨み…もとい! 再びオレに夢を見せて欲しいという願いを込めつつ、分解にとりかかります。
赤で囲ってあるシールがいわゆる「封印シール」と呼ばれる物です。これを剥がすと改造行為と見なされ、メーカー修理を一切断られます。つまり、バカ高い修理費を払うか修理失敗して泣きを見るかのどちらかのリスクを背負うことになります。もちろん、修理に成功すれば実質タダでPS2が蘇るわけですので、一種の賭けということにもなります。
先程紹介したサイトのやり方に従い、この封印シールを剥がさずに本体のつなぎ目にそってカッターを入刀します。
入刀したら、次に本体裏側のゴム足やプラ足を外し、その下にあるネジを外します。この部分の写真は撮ったのですが、ブレて惨めな写りになったため掲載を見合わせていただきますorz 注意させていただくと、右4カ所のネジは長く、リセットボタン側のネジは銀色でちょい長め、残り3本は短くなっております。ネジの位置を憶えつつ、なくさないように保管しておきましょう。
ネジを外したらケースが開けられるようになります。写真はケースのトップカバーを外した状態。左側に見える銀色のカバーはヒート真紅シンク(おおっと、何だかなんちゃらミスティカ目当てで闘うどっかのドールみたいだなぁw)と呼ばれる物で、この下にある部品を放熱するための物です。PCというか多くの電子機器で使用されています。PS2の場合、この下にEE(Emotion Engine:PS2のCPU、つまり頭脳)やGS(Graphic Synthesizer:PS2のGPU、つまり画像処理チップ)などが隠れています。
コントローラポートの両脇にあるネジを外すと、ケースのボトムカバーから基盤やドライブを取り出すことが出来ます。コントローラポートと基盤はフラットケーブルでつながれているため、これを切らないよう注意しながら基盤をごっそりと取り出します。他にもドライブにフィルム状のフラットケーブルが接続されていますので、これも切らないように注意してください。
フラットケーブル類に注意しながら裏返すと…
このように、電源基盤とHDD(ハードディスクドライブ)ベイが見えますので…
電源基盤のネジを外してこれをとっぱらって、HDDベイを外します。なお、電源基盤と電源コネクタはケーブルでつながれていますので、これも外してやります。本来ならば基盤を覆っているシールドも外すべきですが、何故か一カ所のネジが外れず、ネジ穴がバカになりかけたのでやめておきました。やりにくいですがこのままでも作業できます。
さて、ここからは…ごめんなさい。写真を撮る暇がなかったため写真無しですorz 上記サイトと照らし合わせながらお読み下さい。
まずはドライブのフタを外してレンズクリーニングです。手順的に逆(つまりケースのトップカバーを外した時点でやるべきだった)ですが、やることは結局一緒ですので気にせず行きましょうw クリーニングには綿棒を使用します。綿棒にレンズクリーナーのクリーニング液を少しだけつけて、これで拭き取ります。クリーニング液は付けすぎないこと。今回のクリーニング液には刷毛がついておりますので、これで綿棒につけてあげるといい感じです。また、強くこするとレンズを痛めるため、なでる程度にやさしく拭いてあげます。仕上げに別の綿棒でから拭きしておしまいです。
クリーニングしてみると、綿棒が微妙に黄ばんでいました。しかし、それだけでは読み取り不良を起こすと思えないほどでしたので、やはりレーザー調整を行なうことにしました。
ドライブの横に接続されている4つのフラットケーブル、そしてピックアップと基盤をつないでいるフラットケーブル、これらを切らないように注意しつつ、一つ一つ外してドライブを基盤から離せるようにします。ピックアップ側のケーブルの外し方ですが、上記サイトでは基盤側を外すように書いてありますが、シールドを外さないと基盤側から外せないためピックアップ側から外してあります。このとき、コネクタにロックがかかっているため、これを外してからケーブルを抜きます。ロックの外し方はこちらのサイトを参考にしてください。
ドライブを分離できたら、いよいよレーザー出力の調整です。ピックアップの裏側にあるボリュームを時計回りの方向に動かすと調整ができますが、CD用とDVD用の2つにわかれているのでそれぞれを調整する必要があります。オレの場合はどちらも正常に読み込めなかったため、両方の出力を調整しました。ポイントとしては、初期位置から15〜30度以上動かさないこと。出力自体がシビアなため、少し動かすだけで出力が上がります。そのため、必要以上に動かすと出力が大きくなりすぎて、ドライブを破壊してしまいます。まずは15度…感覚的に1ミリ程度動かし、それでもダメならばもう1ミリ程度動かすようにします。また、動かす際には元の位置がわかりやすいように目印をつけてください。
調整には精密マイナスドライバーを使いました。ない場合はカッターの刃でも何とかやれますが、この時ドライブやケーブルなどに傷を付けないように注意してください。今や精密ドライバーも100円で買える時代ですので、ない場合は素直に買いましょう。
また、PS2は出荷時期(正確に言うと型番)によってピックアップの種類が違い、それによって、どちらのボリュームがCD用かDVD用かがシルク印刷で書かれている場合があります。オレが持っている型番は“SCPH-50000NB”という比較的新しめのもので、これは出荷時期によってシルク印刷の有無が違うようです。オレのPS2のピックアップにはシルク印刷がありませんでしたので、どれがどのボリュームかがわかりませんでした(汗) しかし、先に書いたとおりにCDとDVDの両方を読んでくれなかったため、結局両方調整しました。
ついでなので、ピックアップ駆動用のシャフトのグリスアップも行ないました。ピックアップはその両脇にある2本のシャフトを通して駆動しますが、ここに塗られているグリスが乾いていると滑りが悪くなり、スムーズに動かなくなります。読み込み時のギチギチ音は、恐らくこれが原因だと思います。そこで、綿棒にグリスを少し付けて、シャフトにまんべんなく塗ってあげます。あまり塗りたくりすぎると固まって余計に動きが怪しくなるため、薄く塗ります。オレは保志星のマークでおなじみ田宮模型のセラミックグリスを使いました。
調整とグリスアップが終わったらケーブルを接続し直して、何もかもを元通りにして動作確認です。再調整などが必要な場合があるので、この時本体裏のネジはしないでおきましょう。
写真を撮ったわけでもなければ、仮に撮ったとしてもそれが証拠になるかどうかわかりかねるので文章のみで結果をご報告しますと……
見事に動作して、修理は成功しました!
ACE2で3ステージほど空を駆け抜けましたが、さんざん悩まされていた読み込み不良やギチギチ音がなくなり、とてもスムーズにゲームが出来ました。初めてにしては上手くできたため(というか上手くできないと困るのですが)、満足な結果になりました。
今後は調子に乗って、同じような症状の友人がいれば修理を引き受けてやろうかと思いました。というか、既に1件修理を引き受けましたw 仕事が終わって時間が空いてるときにとりかかるつもりです。
PS2は出荷台数が最も多いハードのため、不具合報告や修理法はネットを探せばゴマンとあります。その中でもディスク読み取り不良は最も多い(と思う)不具合で、それにあわせて修理法も数多く公開されています。やり方も比較的簡単ですので、お手持ちのPS2がオレのそれと同じような症状ならば試す価値は十分にあります。ただし、最初に書いたとおり試す場合は自己責任でお願いします。
この記事が少しでも皆様のゲームライフのお役に立てることを祈りつつ、これにて失礼します。
というわけでこんにちは(ぇ
うちのPS2も読み込みしなくなった時ありましたよー。
あのタイマーが作動した!?とか思いましたが、
単にレンズが傷ついただけでした(ぁ
またおかしくなったら頼もうかな(マテ
そしてようこそいらっしゃいませ!
レンズの傷ですか…。
どの程度かにもよりますが、かなり致命的な問題だったりします(汗)
酷くなるとメーカー修理に出すことになるかも…。
ただ、レンズに傷が付くということはそれほどレンズが汚れていることだと思いますので、早めの対策をおすすめします。
ちなみに、オレに頼むとすると高くうわなにをするんだやめあqwせdr(ry
ウソですw 今回友人に頼まれた分も、もちろん無償で引き受けましたw

