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Microsoft Windows 7 64bit パフォーマンス編(ベンチマーク結果その2)

ども、ドラグレッターです。前回の続きで Windows 7 64bit版のベンチマーク結果をお伝えしていきます。今回はいよいよ、各種ベンチマークソフトやアプリケーションによる測定結果を載せていきます。結果の続きをお伝えしていくということで、余計な前置き無用で早速中身に入っていきます。

なお、前回前々回の記事をまだ読んでいない方は先に読んでおくことをおすすめします。また、計測に使用したPCのスペックも前回の記事に載っていますので併せてご参照ください。

まずは64bit OSで32bitアプリを動作させたときの速度の目安を測るということで、32bitベンチマークである“CrystalMark 2004R3”による計測を行いました。このベンチマークでは Core MA の弱点による影響も念頭に置いてチェックしましたが、非常に興味深い結果が得られました。

04_CrystalMark2004R3

パッと見てまず目につくのはCPUの浮動小数点演算速度を表すFPUのスコアで、XP と比べて 7 のスコアが明らかに下がっています。これは間違いなく Core MA の弱点による物でしょう。浮動小数点演算は3DCGのレンダリングやエンコードなどで使われるので、今後のベンチマークでどれほどの影響を及ぼすのかが非常に気になるところです。また、7 でGDI(Graphics Device Interface: Windows のUIやフォントを描画するコンポーネント)とD2D(後述するの“Direct2D”ではなく、このベンチマークではかつて DirectX に存在していた2D描画APIの“DirectDraw”のこと)のスコアが上がっているのは、恐らく 7 で導入された2D描画APIである“Direct2D”や Vista から存在しているDWM(デスクトップ・ウィンドウ・マネージャー:Windows のUIをDirect3Dで描画する仕組み)によるものと思われます。また、64bit版 Windows で32bitアプリケーションを動かしているということで、“WOW64(Windows on Windows 64: 身も蓋もない言い方をするなら、64bit版 Windows 上で動作する 32bit版 Windows のエミュレーター)”のオーバー・ヘッドが起こるはずですが、この結果を見る限りだとパフォーマンスに影響がない程度で済んでいるようです。

続いては同じくシステム系ベンチマークである、“PassMark PerformanceTest 7.0”による測定を行いました。このソフトを使うのは今回初めてですが、これを使った理由は64bit版が用意されているためです。つまりこのベンチマークによって、ソフトが64bit化したときのパフォーマンス向上の目安を測るというわけです。ということで XP では32bit版、7 では64bit版のプログラムを使って測定しました。なお、ソフト自体はシェアウェアで30日以上継続して利用したい場合は登録が必要ですが、そうそう使う物でもないので試用モードでも十分でしょう。多分、次に使うときはPCの中身を変えているでしょうからw

05_PerformanceTest

CPU性能を測定する“CPU Mark”では64bit化の効果が大きく現れています。32bitベンチマークである“CrystalMark 2004R3”では逆に低下していましたが、ソフトが64bit化してくれればその分パフォーマンスが上がり、Core MA の弱点が気になることがなくなるようです。そしてその恩恵は“3D Graphics Mark”にも現れているようです。また、メモリー8GB搭載時の“Memory Mark”の上昇具合もさすがと言ったところです。64bit化(あるいはOSの違い)によってメモリー管理が上手くなっているせいか3GB縛りでも多少はスコアが上がっていますが、やはり64bit OSを使う以上は4GB以上載せるのがベスト、ということを裏付ける結果となりました。少し気になったのは“Disk Mark”の値で、条件を統一するために同じ物理ドライブ(ファイルなし)で計測したにもかかわらず 7 のほうが XP よりも低くなっています。ただ、このブログ記事でも同様の現象が見られますが、実際の使用(ソフト起動やファイルのコピー)でOSによる違いがほとんどないみたいなので、単に 7 ではディスク系ベンチマークのスコアが低めに出るだけ、と見ることもできます。同じく“2D Graphics Mark”のスコアも 7 のほうが低くなっていますが、これについては原因不明とさせていただきます(汗) うーむ…“CrystalMark 2004R3”で述べた“Direct2D”と“DWM”の恩恵、という考察が正しければ上がってもいいハズですが……。

次は3Dレンダリングによるベンチマーク“CINEBENCH R10”での結果を見ていきましょう。これは同じメーカーからリリースされている3Dグラフィックスソフト“CINEMA 4D”をベースに開発されたベンチマークソフトなので、このベンチマークのスコアが良いということは3Dレンダリングの速度が速い、と言うことになります。32bit版と64bit版の実行ファイルが同梱されているため64bit環境では両方で測定を行い、64bit化による最適化度合いおよび Core MA の弱点やWOW64によるパフォーマンスへの影響を確認しました。以下のグラフがその結果です。7 での結果で“32bit”の表記があるものが32bit版の実行ファイルでの測定結果となります。

06_CINEBENCH

OpenGL による描画性能を測定する“OpenGL Standard Test”のスコアはバラつきがあるため、レンダリング性能の測定結果のみを見ていきます。シングル・スレッド、マルチ・スレッドのいずれにおいても64bit環境で高いスコアを出しています。ただしこれは64bit版の実行ファイルを使用したときの話で、64bit OS上で32bit版の実行ファイルを使用すると XP で実行したときよりもスコアが低くなっています。シングル・スレッドではその差は微々たる物ですが、マルチ・スレッドとなると差が大きくなり、恐らくコア(スレッド)数が多いほどその分差が広がると思われます。このことから Core MA の弱点が影響していると見ることができます。「3Dレンダリングをするならソフトも64bit対応のものを使いましょう」という、Intel(あるいはこのソフトの開発元であるMAXON)からのメッセージと感じざるを得ませんw なお、メモリー容量によるスコアの変化はほとんど見られませんでした。

ここからは実際のアプリケーションによる検証結果をお伝えしていきます。

まずはフリーのペイントソフト“Paint.NET V3.5”での結果です。このソフトは1つのパッケージで32bitと64bitの両方に対応しているため、64bit環境では画像の加工や特殊効果の処理速度が速くなることが期待できます。測定方法は2272×1704ピクセル(400万画素)2.83MBのJPEGファイルに対して効果“タイル反射”をデフォルトのパラメーター(上から30.00, 40.00, 8.00, 2)で実行し、処理が完了するまでの時間を計りました。

07_PaintDotNET

予想どおり64bit環境で処理時間の短縮が確認できました。使用したファイルの解像度の都合上、その差はあまり大きくありませんが、解像度がさらに大きい画像ファイル…例えば最近当たり前になっている1000万画素オーバーのデジカメで撮影した写真ならばさらに差が開くと思います。また、“CINEBENCH R10”と同様にメモリー容量による差はほとんどありませんでしたが、これもファイルの解像度が大きければ差が生じる可能性があります。

お次は音楽ファイルの変換(エンコード)速度の測定結果です。フリーのMP3エンコーダーの代表格“LAME(Lame Ain’t  an Mp3 Encorder: 「レイム」と読みますがどこぞの腋巫女とは関係ありません)”には64bit版が存在するため、64bit環境ではこれを使い、32bit環境では32bit版のLAMEを使ってMP3変換を行いました。音楽ソースは水樹奈々さん(声優初の紅白歌合戦参戦、おめでとうございます!!)のアルバム“ULTIMATE DIAMOND”の収録曲すべてをWAVEファイル化(サンプリング・レート: 44,100Hz, 量子数: 16bit, ステレオ)したもので、ソフトは上記のLAMEのコマンド・ライン版とそのフロントエンドツールである“Lame Ivy Frontend Encoder (LIFE)”を使用しました。エンコーダーのパラメーターは以下のとおりです。

  • ビット・レート: VBR 32~320Kbps
  • ビット・レート音質: 2
  • エンコード速度: 2
  • チャンネルモード: ジョイント・ステレオ

上記の条件でWAVEファイルを変換し、すべてのファイルの変換が完了するまでの時間を計りました。なお、前述のとおり32bit版と64bit版の実行ファイルが存在するため、“CINEBENCH R10”による検証と同様に64bit環境では32bit版の実行ファイルも使用して Core MA の弱点による影響があるかどうかも併せて検証しました。

08_LAME

これまでと同様に64bit化によって処理が高速になり、メモリー容量による違いもほとんど見られませんでした。1曲あたりの速度向上度合いは約2秒ですが、今回は収録曲すべて(15曲)を一括変換したためその積み重ねが大きくなりました。よってリッピング・ソフトなどでCDから直接MP3へ変換する場合も、64bit化によって大幅な時間短縮が期待できます。また、ここでも64bit OSで32bit版実行ファイルを使うことによる速度低下が見られましたが、影響は2~3秒程度なので実際に使用する際にはあまり気にしなくてもいいと思います。

最後に、マイクロソフト謹製の動画エンコーダー“Windows Media エンコーダ 9”での結果をお伝えします。Windows 7 付属のサンプル・ファイル“野生動物.wmv(1280×720ピクセル、30秒)”を、“ファイルの変換”ウィザードを使用して配信方法”ダウンロード ファイル”として変換し、処理が完了するまでの時間を計測しました。なお、このソフトも32bit版と64bit版が用意されていますが、64bit OSに32bit版をインストールしようとすると「64bit OSには対応していません」という旨のメッセージが出てインストールできなかったため、64bit OS上で32bit版のソフトを動作させたときのパフォーマンスを見ることができませんでした。そのため64bit環境での結果は、64bit版のソフトを使用した場合の結果のみを掲載します。

09_WMEncorder9

これも64bit化によって大幅な速度向上が見られました。動画のエンコードは変換系の処理でもっとも多くのリソースを使用するため、この結果からすると64bit対応を積極的に推し進めるべきだと思いました。使用ソフトが対応していればの話ですが、OSの入れ替えだけで大幅に処理が早くなるため、趣味で動画をネット配信されている方や映像関係の仕事をされている方にとっては導入を前向きに検討するだけの価値はあると思います。

以上が測定結果となります。全体的に見てみると、マルチ・メディア系のソフトが一番64bit化によるメリットを大きく受けると思います。処理速度向上の他、扱えるメモリーの容量も大幅に増えるため、特に画像・映像系の処理で真価を発揮することでしょう。なお、アプリケーションが32bitの場合も64bit OS導入によって4GB以上のメモリーを扱えるそうですが、今回の検証結果を見る限りではメモリー容量による処理速度の差は生じなかった(少なくとも4GB前後と8GBとを比較した場合)ので、メモリーを圧迫するような作業をしない限りは大容量メモリーが扱えるからと言ってそのメリットはたいして大きくない、と言うことができます。逆に言うとメモリーが4GB以下でもOSとソフトが64bitに対応すれば処理速度が速くなるため、「OSを入れ替えるだけでPCが速くなる」なんていう夢のような話が現実になるわけです。これだけでも導入する価値は十分あると思います。Core MA の弱点についても考えていたほどより速度低下は起きていないので、それほど神経質になる必要はないと思います。ただし程度はどうあれ「速度低下は確実にある」ということだけは覚えておいてください。

ところで、ここまでの結果でゲーム系のベンチマークが1つもないことに気づかれたのではないかと思います。ゲームの場合は今回とまた違った視点で検証する必要があるので、後日改めて検証していきたいと思います……と言いたいところですがこの記事を書いている最中、他のニュース・サイトにて同様の趣旨の検証が行われました。ゆっくりした結果がこれだよ!

4Gamer.net ― 32bit版と64bit版。ゲーマーが選ぶべきWindows 7はどちらかを考える(Windows 7)

ということで4Gamer.netさんに先を越されてしまいましたw 内容もまさにオレがやらんとしていた内容とまったく一緒、さらにこちらでは手持ちのソフトの都合上オレにはできない「ゲームが64bit化するとパフォーマンスが上がるのか」という検証の結果まで載っています。というわけで申し訳ありませんが、オレの方でゲームを使用した検証はやらないということにして、Windows 7 のレビューはこの記事をもって終了とさせていただきます。PCゲームをやっていて64bit版 7 の導入を考えている方は、是非上記サイトの検証結果をご覧ください。

以上、数回にわたって Windows 7 のレビューをお伝えしてきました。確かに個々の変更点は地味ではありますがどれも便利で快適と感じられるので、不評だった Vista はもとより長きにわたって不動の地位を保っている XP からも「おさらば」するだけの価値はあると思います。64bit版についても最近はハード側の対応が進んできているので、まだ対応ができていないハードやソフト(の開発元)を「焦らせる」という意味でも積極的に導入していきたいところです。

新しいバージョンのOSはよく「新世代OS」と呼ばれますが、7 の場合は単なるバージョン・アップに留まらず「64bit環境普及の始まり」という意味も含まれるため、「新世代OS」という看板は今まで以上に重みのあるものだと思います。その看板を冠した 7 を導入することで、PC自体も新世代という新たなステップを踏み出すことができるため、大げさな話だと思いますがPCの新たな時代の幕開けを予感させる、かつての Windows 95 以来の「おめでたい」OSだと思いました。

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プロフィール

ドラグレッター

Author:ドラグレッター
デジタル物やゲーム、それと二次萌えキャラが大好きな永遠の17歳。『東日本大震災』の被災地であるとある県に住みながら、「日本経済を回すため」と理由をつけては趣味に金をつぎ込んでいく。また、口にした言葉のほとんどが死亡フラグになるという特異体質を持つ。

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